非構造データを“使えるデータ”に変換
ホストコンピュータからオープン系システムへの移行により、
帳票の出力がこれまで以上に柔軟になり、PDF形式での配信も当たり前になりました。
その一方で、「見える」だけの帳票が大量に蓄積され、活用の面では思うように進まないという声も多く聞かれます。
ジェイ・アイ・エムは、データのコピーや検索がしづらく、再利用や分析にも手間がかかるPDF帳票から、
必要な情報を抽出してテキストデータ化するサービスをご提供しています。
「PDF帳票テキスト化サービス」とは
サービス概要
本サービスは、定型レイアウトで出力されるPDF帳票から必要な情報を抽出し、業務で活用可能なテキストデータ(CSVやExcel形式)へ変換するサービスです。
帳票としての視認性を保ちながら、検索・再利用・集計・システム連携といった業務展開を可能にします。
<対応する主な処理内容>
- 帳票レイアウトに基づく項目の自動抽出
- 抽出データの整形(列の並び替え、不要項目の除外など)
- 必要に応じたデータクレンジング処理
- 一括処理・バッチ処理にも対応可能
- ご指定形式での納品(CSV/Excel/システム連携用ファイル)
PDF帳票を「見るだけの資料」から「使えるデータ資産」へと転換し、業務の見える化・効率化を実現します。
活用が広がる3つのポイント
- 検索・抽出が自由自在に
- PDFでは困難だったキーワード検索や条件抽出も、テキスト化によって容易になります。
- 手作業ゼロで二次利用可能
- CSV・Excel形式で出力されるため、二次利用が容易に。再集計やレポート作成も効率化されます。
- 活用シーン3
- 構造化されたデータは、自動化処理や基幹システムとのデータ連携にそのまま活用できます。
活用シーンとお客様が得られる価値
業務での活用例と効果
PDF帳票の内容をテキストデータとして抽出・整形することで、日常業務の効率化だけでなく、社内レポートの自動化、基幹システムへのデータ連携、BIツールによる分析といった幅広い業務改善につながります。
ここでは、実際の業務ごとにどのような課題を解決し、どのような効果が得られるかをご紹介します。
部門 | 活用シーン | 抱えていた課題 | テキスト化による効果 |
---|---|---|---|
営業部門 | 販売代理店からの販売報告書や仕入先からの納品明細書の確認 | PDF形式・記載様式がバラバラで、目視確認や転記に工数がかかる | テキスト化により販売実績の集計・傾向把握・代理店別の比較を迅速に実施可能に |
経理部門 | 仕入先や外注先からの請求書や支払明細書の確認 | PDFで送られてくる請求書を手入力で仕訳・支払処理に転記しており、手間・ミスが発生 | 金額・日付・請求内容を抽出し、仕訳システムとの連携・支払業務の効率化が可能に |
購買部門 | 外部取引先からの納品書や検収明細書の確認 | 書式が取引先ごとに異なり、納品内容を照合・入力する作業が属人化・非効率化していた | 納品データを整形してテキスト化し、仕入管理や検収照合をスピーディに実施可能に |
保守・サービス部門 | 外注先や協力会社から送られてくる点検報告書や作業報告書 | 紙やPDFで送付される報告書から作業履歴を探すのに手間がかかり、傾向分析に使えない | テキスト化により内容検索が可能になり、報告履歴の活用や分析が容易に |
導入の流れ
ご利用までのステップ
- STEP 1.現状帳票の確認
- 帳票レイアウトや出力環境、抽出対象項目などを確認します。
- STEP 2.仕様のすり合わせ
- 抽出対象の定義や納品形式(CSV/Excel/システム連携用)などをご相談のうえ決定します。
- STEP 3.データ受領・処理・納品
- セキュアな環境で抽出処理を実施し、ご指定形式にて納品いたします。
サービス導入にあたって
このような方におすすめ
以下のような課題をお持ちの企業様に最適です。
- PDF帳票が社内に大量に存在している
- 帳票の内容をエクセルに転記する作業が日常的にある
- 帳票データを基幹システムや分析ツールで活用したい
- 業務の自動化・効率化に向けてデータ基盤を整えたい
帳票の内容を業務で活用できる“使えるデータ”に変えたいとお考えなら、ぜひお気軽にご相談ください。
よくあるご質問
- Q. 定型でない帳票にも対応できますか?
- A. 原則として定型レイアウトの帳票が対象ですが、レイアウトがある程度固定されていれば個別対応可能なケースもございます。ぜひご相談ください。
- Q. 数千ファイル単位での処理は可能ですか?
- A. 可能です。大規模処理にも対応できる体制を整えており、一括処理やバッチ処理も柔軟にご提供します。